この記事で分かること
パソコンのデータが消える瞬間は突然やってきます。SSDの故障、ランサムウェア、コーヒーをこぼした――理由は何であれ、バックアップがなければ仕事のファイルも思い出の写真もすべて失われます。
この記事では「バックアップ用途」に絞って外付けSSDを4モデル選びました。MacのTime MachineとWindowsの標準バックアップ機能の両方に対応するモデルを中心に、容量と速度の目安、設定のポイントまで解説します。
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バックアップ用SSDの選び方
容量の目安
バックアップ用SSDの容量は、PC内蔵ストレージの1.5〜2倍が目安です。
Time Machineは過去の変更履歴を保持するため、内蔵ストレージと同容量では履歴がすぐにいっぱいになります。余裕を持って2倍を選びましょう。
速度はどこまで必要か
バックアップ用途では、読み書き400〜600MB/sあれば十分です。初回の全体バックアップ(数百GB)は時間がかかりますが、2回目以降は差分のみなので数分で終わります。
NVMe対応の超高速SSD(1,000MB/s以上)はバックアップには過剰スペックです。その分の予算を容量に回した方が実用的です。
フォーマットの注意
- Mac(Time Machine): APFS または Mac OS拡張(ジャーナリング)でフォーマット
- Windows: NTFSでフォーマット
- Mac&Windows両方で使う場合: exFATでフォーマット(ただしTime Machineは使用不可)
Time Machineを使うならMac用にフォーマットが必要です。Windows用バックアップとMac用バックアップを1台で兼用するのは難しいため、用途を分けるか、パーティションを切る方法もあります。
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Time Machineの設定手順(Mac)
- 外付けSSDをMacに接続
- ディスクユーティリティでAPFS形式にフォーマット
- システム設定 → 一般 → Time Machine → バックアップディスクを追加
- 接続したSSDを選択
- 以降、SSDを接続するたびに自動バックアップが実行される
Time Machineは1時間ごとの差分バックアップを自動実行します。外付けSSDをつなぎっぱなしにしておけば、意識しなくてもバックアップが取られ続けます。
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Windowsのバックアップ設定
ファイル履歴(Windows 10/11)
- 外付けSSDをPCに接続
- 設定 → 更新とセキュリティ → バックアップ
- 「ドライブの追加」で外付けSSDを選択
- 「ファイルのバックアップを自動的に実行」をオン
システムイメージバックアップ
OS丸ごとのバックアップを取りたい場合は、コントロールパネル → バックアップと復元 → システムイメージの作成から実行できます。SSDの故障時にOSごと復元したい場合に有用です。
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おすすめ4モデル
- 容量1TB
- インターフェースUSB 3.2 Gen2(10Gbps)
- 読み取り速度最大1,050MB/s
- 書き込み速度最大1,000MB/s
- 耐久性MIL-STD-810H準拠(1.2m落下耐性)
- 防塵防水IP55
- 付属ケーブルUSB-C to USB-C / USB-C to USB-A
- 容量1TB(500GB / 2TB / 4TBもあり)
- インターフェースUSB 3.2 Gen2
- 読み取り速度最大1,050MB/s
- 書き込み速度最大1,000MB/s
- 耐久性2mの落下保護
- 防塵防水IP55
- 保証5年間
- 容量2TB(1TB / 4TBもあり)
- インターフェースUSB 3.2 Gen2
- 読み取り速度最大1,050MB/s
- 書き込み速度最大1,000MB/s
- 耐久性3mの落下保護
- 防塵防水IP65
- 保証3年間
- 容量2TB(500GB / 1TBもあり)
- インターフェースUSB 3.2 Gen2
- 読み取り速度最大1,000MB/s
- 書き込み速度最大900MB/s
- 付属USB-C to USB-C / USB-C to USB-A ケーブル
- サポート土日も電話サポート対応
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バックアップの「3-2-1ルール」
プロの現場で使われるバックアップの基本ルールを紹介します。
- 3: 大事なデータは3つのコピーを持つ(原本+バックアップ2つ)
- 2: 2種類の異なるメディアに保存する(SSD+クラウドなど)
- 1: 1つは物理的に離れた場所に保管する(自宅+クラウド、または自宅+実家)
個人でも、外付けSSD(ローカルバックアップ)+Google DriveやiCloud(クラウドバックアップ)の2本立てにしておくと、SSDの盗難や自宅の火災にも対応できます。
外付けSSDは「最も手軽で速いバックアップ手段」です。まずは1台用意して、つなぐだけで自動バックアップが走る環境を整えましょう。